父親の代から始めた兵庫車輌株式会社内でクロスカントリータイプの四輪駆動車のカスタマイズを始めたのは1982年頃からです。
当時の四駆達は、三菱ジープを始め、ランドクルーザー40、ジムニーは未だ2ストのSJ30がバリバリ新車販売されていました。
いすゞ自動車からビックホーンが、三菱自動車からパジェロが発売され、いわゆる四駆ブーム、RVブームの始まった頃でした。
早いもので40年以上の長きにわたりクロスカントリー四駆を生業にしております。
当然順風満帆にやってこられたわけではなく、ディーゼル規制を始めとする法律改正等の事情で、突如会社方針を変更せざるをえなくなったり、1995年には阪神淡路大震災が起こり、途方にくれる日々もありました。
長い間やってこられた背景には、好きこそ物の上手なれではありませんが、四駆が好きだという根本があったからだと思います。そしてまだカスタムすることが法律違反という時代に、パーツメーカーや国に交渉して、構造変更検査により改造車を合法化することに取り組みました。これらのノウハウがオリジナルパーツ開発の原動力になりました。
昔からの歴代在籍してくれた社員達、取引先の方々の協力のもと、様々なパーツ開発を行なえたことでブランド力もついたと思います。このことは私を取り巻くこれらのブレーンと思える協力者達がいたからです。
最近ではスズキのハスラーが発売されて以降、クロカン四駆以外のいわゆるSUV系の軽四のカスタム事業も行っています。
これまで主にサスペンション関連オリジナルパーツは、私一人で設計、開発を行ってきましたが、これから未来のマスターピースを考えれば次の世代に様々な事柄を伝えていかなければなりません。幸い若い従業員にも恵まれましたので、これからは次世代の人材育成が、私の仕事になりました。
これから先の車社会を取り巻く環境は未来に向かってかなり変化すると思いますが、車好きの方がいる限り、自動車のカスタム事業は存在すると思います。